夢を叶えて身体のパフォーマンスを最大限に高める精神状態とは

夢を実現して身体のパフォーマンスを最大限に高める精神状態 気分・心・思考
この記事は約6分で読めます。

 人は「こうなりたい!」「こうしたい!」など色々な夢や希望を抱えて生きています。また、そのような願望を持つが故に人は人らしく生きていくことが出来るのだと私は思います。個人差はあるにしても、やはりより良く生きていきたいという気持ちは人それぞれ心に必ず宿っているはずです。

 そして、健康への憧れやもっと美しくありたいという自身の身体に関することでも、「こうありたい!」「こんな風になりたい!」といった願望を持たれる方も少なからずいらっしゃるものだと思われます。私も健康体への憧れはとても強くて、以前の記事で何度も書かせて頂いていて、また手前味噌で恐縮ですが日々身体のメンテナンスには余念がありません。

 そこで、今回はそんな自身の身体に関する願望、更には生きていくうえで様々な夢や希望を持った時に、その夢が実現する心の在り方について私なりにお伝え出来たらと思っています。

「スポンサーリンク」

夢が叶う心の在り方

 人生の中で人は様々な願望を持つと思いますが、その夢が実現する場合とそうでない場合があったりして、またこの実現の仕方もいろいろと個人差があるものだと思います。抱いた夢はすべて実現してきた人、抱いた夢はいつも実現しない人、また夢が叶ったり叶わなかったりとその時の状況次第で夢の実現が揺れる人など本当に個人差があることでしょう。

 では、なぜこのような個人差が生まれるのでしょうか?夢の実現に対してはどんな力が働いているのか気になるところです。そして、実はその答えはとってもシンプルなものでありまして「夢を実現させたい気持ち」がどれだけあるのか、実際はそれだけだと私は思っています。

 例えば、これから2人(AさんとBさん)の人がダイエットに挑戦し始めたとしましょう。そして、2人は「3カ月で体重を5kg落とす」という同じ目標でダイエットに挑んだとします。Aさんはとても強くその減量を望んでいて、一方BさんはAさんに誘われてダイエットを始めたとしてそれほど強い減量への動機がなかったとします。

 それで、3カ月後に見事に5kg減のダイエットに成功をしたのはどちらの方であるかと言いますと、それはダイエット中にアクシデントとかなければほぼ間違いなくAさんがダイエットに成功して、Bさんが途中で強い動機へシフトチェンジしたとかそういうことがなければBさんのダイエットはほぼ実現されることはないはずです。

「スポンサーリンク」

夢が実現するメカニズム

 では、Aさんが「3カ月で体重を5kg落とす」というダイエットに成功できる可能性が高い、その理由をみていきます。「Aさんがダイエットに成功できたのは、ダイエット成功に強い志をあったからでしょ!」と言われてしまえば確かにその通りなのですが、もう少し詳しくAさんの精神状態にスポットを当ててみます。実は、Aさんはその強い動機なり志を持ってチャレンジを続ける中で確実に「成功できる精神状態」に向かい、そしてその「成功できる精神状態」に辿り着いたからこそ見事に「夢が実現できた」というように捉えることができます。

 なにか屁理屈のような、またやや小難しい話のように聞こえるかもしれませんが、ほんの少しの努力で実現できる夢であればそこまでの精神状態は必要ないですが、実現したい夢が高ければ高いほどそのような「成功できる精神状態」が絶対に必要となるのです。

 「美しい曲線美を描く引き締まった身体になりたい!」という夢をもって、いざ今日からその夢に向かって努力をスタートしたとします。スタートしてからしばらくは夢を実現させたいという勢いのあるモチベーションで頑張れるので、体重も目に見えて減ってきたりしてそこそこの成果を感じることが出来ることでしょう。

 しかし、ダイエットに限らずあらゆる目標に向かって努力を進めていく中では、必ずある時点から目に見える変化が見られない、そういった時期が必ず訪れてきます。実際には日々努力を続けているので「変化」は確実に起こっているはずなのですが、その「変化」の度合いが最初のスタートダッシュの時よりは微々たるものになってきているので、見た目ではよく分からなくなってきているのです。

 人間の身体の仕組みについては、一般的には努力なりチャレンジをし続けていると、その努力に比例して成果が現れてくるものではなくて、その努力がある臨界点を超えた時に一気にその成果が現れてくるものだとよく言われています。

 ここまでの話を簡単にまとめてみます。「美しい曲線美を描く引き締まった身体になりたい!」と思い立って努力を続けているのに、その努力に見合った成果がなかなか出てこない期間が必ず訪れてくる、そしてそれは人間の本来的な仕組みから必然的にそうなることであって避けて通れないものである、という話でした。

 一生懸命に努力を続けているのに努力に見合った成果がなかなか現れてこない期間が必ず訪れてくるということですが、ここで選択の道が完全に二択に絞られます。「そのまま続けるか」それとも「そこで終わりにするか」のどちらかです。

 そして、「そのまま続ける」の選択肢を選んで更に行動に移し始めたとします。そして、この時の「精神状態」は今までのモチベーションよりも深く更には人類の普遍的な真理といってもいい「感謝の心」の芽が芽生え始めている状態となっています。いきなり話が飛躍した感がありますので、以下詳しくお話します。

 それまでは「美しい曲線美を描く引き締まった身体になりたい!」という完全に自分の身体への関心のみの精神状態で頑張ってきたのですが、努力に見合った成果がなかなか現れてこないのに更に「そのまま続ける」の選択肢を選んで努力を続け出した時ということは、「今このようにトレーニングできている事に対する感謝をもった幸福感」又は「自分の身体に対する思いやりの心」更には「今まで支えてきてくれた家族や仲間への感謝」などそのような感謝の気持ちが生まれてきている、そんな精神状態になってきているはずなのです。自分自身にばかり目が向いていた精神状態から自分の外に気持ちが向かい、今ここに自分が存在している様々な縁に対する感謝の精神状態へとシフトしたからこそ「続けていく」事を選びそして行動へと繋がってきたのです。

 トップアスリートの方々がよくインタビューの時に、「周りの方々の支えがあったからここまで頑張れた」とか「皆さんの応援があったらここまでやってこれた」というような事を口にされたのをテレビなどで見られたことがあると思います。トップアスリートの方々のこのような自分を取り巻く人たちへの感謝の言葉というものは、これは社交辞令ではなくて完全に心の底から出た「本心」であります。

 より高いレベルを目指して努力を続けてきて、でも自分の限界を感じて「もうこれ以上進めない…、でもなんとかして前進したい!」そういう気持ちが起こった時に、ふと気持ちが静まり「そうだ、ここまでこれたのは私一人の力だけではなかったんだ、ここまで色々な形で支えてくれていた人達がいたからここまでこれたのだ、だからその恩返しのためにもここでやめたらダメなんだ」と思い直し、そして「ここまで支えてくれてくれた人達のためにも頑張ろう!」とまた走り始めてきた経験があったが故に自然に出てきた感謝の言葉だったのです。

 自分自身のために頑張るというよりも、「家族のため」や「今まで支えてくれた人たちへの恩返し」など今こうして頑張れているのは周りの人たちがいるからであるという感謝やありがたさを噛みしめて頑張る精神状態の方が、自分の思っている力以上のパワーを発揮させることが出来ます。

 「感謝」の心、そのような純粋な気持ちを持っていることこそが自身の集中力を高めて、身体のパフォーマンスを最大限に高め自分の夢を見事に叶えることが出来る、私はそう信じています。

 本日は以上となりますが、ここまでのお付き合いありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました