知らず知らずのうちにストレスを抱えて原因がよく分からない不眠・めまい・動悸・頭痛に悩んでいる、または悩まされたという経験のある方は、このストレスが多い現代社会においては少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
私も以前は不眠にかなり悩まされた経験がありまして、その当時は本当に生きているのが辛くなるほどでした。以前はその原因がストレスによるものであるとは気付かなかったのですが、いま振り返ってみるとその当時はかなりのストレス状態にあったと思い出されます。そして、他の人にとっては大したことではないようなことでも、神経質な私にはとてもストレスであることが色々とありました。
ストレスを感じる心
私はそのように以前は生きているのが辛くなるほどのストレスがあったのですが、でも今日まで何とか生きてきましたし、また逆に今では結構太々しく生きています。そのように以前は生きているのが辛くなるほどであったのに、ではなぜ今私はそんなに太々しく生きられているのか?今そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ストレスというものはその状況なり環境なりを当の本人がどのように受け取るかで、プラスにもマイナスにも転がるような性質を持っているものではないかと、私はある時から考え始めるようになり、またそのように考えることで私自身が徐々に変わっていきました。
ストレスがプラスにもマイナスにも転がるとはどういうことかと言いますと、例えば自分と気の合わない人としばらく一緒に会話をしなくてはならない、今そのような状況があったとします。そして、この時多くの人はおそらく「嫌だな…」という感情を持ちながら、その人と会話をすることでしょうし、そしてこれこそが「ストレス」です。
でも、ここで「嫌だな…」という感情を持ちつつも「折角の機会なんだから、この人との会話の中でなにか1つ発見をしよう!」と思ってその人と会話をしたとします。そして、「へぇ~、この人意外とこんな優しいところがあったんだ!」みたいな発見をしたとします。このように「嫌だな…」という気持ちを持ちつつも少し考え方を変えてみて、そして新たな発見でもしたとするならば、この時のストレスは「嫌だな…」という感情を持ちながら会話をした時のストレスよりも明らかに軽減されていたはずであると私は思うのです。
ストレスというものは、不快な状況なり刺激に打ち勝つために自分が作り出した反応であると言われています。そして、ストレスとはこのように自分のみが感じるものであるならば、自分の考え方次第で「ストレスが減少」したり、もしくは「ストレスでは無くなる」可能性もあるはずです。そのようなことを私は考えだした頃から、神経質でストレスを受けやすい性質から徐々に変化が訪れてきたのでした。
物事は捉え方次第
人が一般的にストレスを感じるという場面は、「嫌だな…」という気持ちがあることが多いように思います。そして、そこには自分にとってとても不快な状況なり刺激が必ずあって、晴れやかな清々しい気持ちとは完全に対極的な気持ちがその場の自分の感情を支配しています。おそらく脳内には精神をイライラさせる物質が沢山出ていることでしょう。そして、このような感情に支配されていては、心にも身体にもいい影響があるはずがありません。ストレスが原因で心身の様々な不調が起こるのは目に見えています。
では、このようなストレスと感じる自分にとって不快な状況なり刺激に出くわしてしまった時は、一体どうすればいいのでしょうか?
その対処法の1つとしては、その場を「耐える」ということが考えられます。しかし、1度や2度ならともかく頻繁にストレスに「耐える」ということは、まさにそれこそがストレスであって心身に与える影響を考えると「耐える」という選択肢は、そもそもストレスを解消させるという問題の答えになっていません。
そして、先ほども言いましたが、ストレスというものは不快な刺激に打ち勝つために自分が作り出した反応であって、そして自分のみが感じるものであるならば自分の考え方次第で「ストレスが減少」したり、もしくは「ストレスでは無くなる」可能性があるはずです。つまり、自分にとって不快な状況なり刺激に対して真っ向からそのストレスに向き合うのではなくて、自分の考え方や見方・視点などを変えて「ストレス」を少しでもかわすように工夫してみることが大切であると私は思うのです。
幸せ探し
自分にとって不快であるストレスをかわすためには、自分の考え方や見方・視点などを変える必要がある訳ですが、では自分の考え方や見方・視点などをどのように変えるといいのか、その点に関して私が実際に実践していて、そしてとても効果のある方法をお伝えしたいと思います。
今自分自身がいる状況がどんなに最悪であったとしても、探せば「喜び」や「幸せ」や「笑い」などの感情が出てくる出来事なり状況を必ず見つけ出すことが出来ます。例えば、自分の大嫌いな上司に色々と小言を言われている時に、ふと窓の外をみたら夕日がとってもキレイであったとか、ストレスでボロボロ状態であったけれどコンビニの店員さんの笑顔にとっても癒されたなど、本当にどんなに劣悪な状況であったとしても必ず「幸せ」は色々と身近に転がっているはずです。「幸せ」が転がっているという表現はあまり適切ではないかもしれませんが、でも探せば「幸せ」というものはあちらこちらで見つけることが出来るものであるはずです。
ストレスの状況下では自分の精神状態がいっぱいいっぱいですから、なかなかそういった「幸せ」を探すというような心境にはなれないかもしれません。しかし、こういう時であればこそ少し冷静になって心理的にその場から離れる必要があります。ストレスの状態というのは、少し頭が混乱している又はパニックになった状態であるとも言えます。そして、身体はその場に留まっていたとしても心理的にその場から離れないでいると、ストレスはどんどんと自分の心身に溜まってきてしまいます。ですから、その状況の中で何か1つでも「幸せ」なことを探してみるようなことは、心の衛生上とっても大切であるはずです。そして、必ず探せば「幸せ」は見つかります。
もし最悪見つけることが出来なかったとしたら、いま生きる上でとっても大切な「酸素」を、誰にも邪魔をされることもなく自分の体内にいつでも十分に取り入れることが出来る「幸せ」を味わってみて下さい。ちょっと大袈裟な言い方かもしれませんが、目には見えませんが「酸素」はいつも手の届くところにあって自分の生命を支えてくれています。そのような「酸素」を誰に邪魔をされることもなく自分の身体に取り入れることができるのは、本当にありがたいことであるはずです。
ストレスを溜めずそしてストレスに打ち勝つために、是非とも「幸せ」を探してほしいと思いますし、またそのような「幸せ」を常に探せるような心でいて頂きたいと思っています。日々の生活の中で、「幸せ」を探すような習慣があると心はいつも満たされた状態となっています。そして、そのような満たされた心があれば、少しくらいのストレスは気にもならなくなるものです。
日々、お互いに「幸せ」をいっぱい探し続けてストレスのない人生を生きていきましょう!
本日は以上となりますが、
ここまでのお付き合い誠にありがとうございました。
コメント