「今日は1日中勉強・仕事・トレーニングなどがはかどらなかったから、明日は早く起きて今日出来なかった分をしよう!」、そう思っていつもより早めに寝てみたものの結局次の日は早く起きることが出来なかった、そのような経験はないでしょうか?
私は今までの人生で何度となくこの経験をしてきました。結局起きられなかったことで次の日の朝、目覚めた時にノルマをこなせなかったことに対する不完全燃焼感と共に「意志が弱すぎる…」と深い自己嫌悪に陥り、朝から気分がブルー一色になってしまって最悪の1日のスタートとなった日々がやや苦々しく思い出されます。
「早起きは三文の徳」と言われているように、やはり朝は頭も身体もエネルギーに満ちあふれているので朝を有効に活用することが出来れば、勉強や仕事がはかどりまた同じ24時間でもその生き方の効率が違ってきます。そして、私は何とかして朝早く起きられないものか、更には早起きの習慣が身に付かないものかと色々と試行錯誤を繰り返したという経緯があります。その結果として、最近は日によって多少バラつきはあったりしますが早起きの起床習慣はしっかりと出来ています。
そこで、今回はどのようにすれば「早起きの習慣」を身に付けることができるのか?私が試行錯誤を繰り返した経験から少しお話させて頂きたいと思います。
私の失敗談
私は今でこそ「早起きの習慣」が身に付いていますが、以前は数え切れないほど「早起きの習慣」にチャレンジしては失敗を繰り返してきました。
今から10年以上も前のことですが、私は「よし、明日の朝から頑張って早起きをするぞ!」と思い立って早起きをスタートさせた経験が何度もあります。だいたい1週間くらいは調子よく早起きすることが出来て体調も「なんかいい感じ!」なのですが、それから段々と身体の調子が優れない日が続いてきます。そして、それから数日後の朝に「今日はもっと寝ていたい…」そう思いウトウトしてしまいます。「あれ!?」と思ったときには、すでにかなりの時間が過ぎていて当然早起きは失敗です。そして、その後身体のリズムが崩れてしまったのか、次の日もまたその次の日も「今日ももっと寝ていたい…」という気持ちが出てきてしまって、結局それ以後は早起きすることが出来なくなってしまった、という失敗を何度も経験しました。
失敗という教訓
そんなに「早起きの習慣」を挫折を経験していながら、どうしてある時から「早起きの習慣」が身についたのか?とふと疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。でも、私にとってはその挫折の1つ1つがとても「貴重な経験」として積み重なっていますので、「ある時から」というよりも「徐々に」早起きの習慣が身に付いたという方が適切です。何事もそうであるようにいきなり「成功」出来るということは稀でして、「失敗したという経験」をいかに次に生かしていけるかどうかが「成功」へ繋がって行くのか、それともそのまま「失敗」に終わってしまうのかの分岐点となるのです。
早起きの失敗を繰り返しては、「意志が弱いな…」という自己嫌悪に陥って自分を責める気持ちももちろん出てきます。でも、やはり物事は後ろ向きに悲観をしていても前には進めません。失敗の原因を知って、その改善点を模索していく中で必ず「成功」への道が開けてくるものです。
たかが「早起きの習慣」のことで「成功」などと大袈裟な表現かもしれませんが、早起きをする習慣を身に付けていくという行為は、実はとても難しい行為であるということをしっかりと認識することが大切です。
なぜ、早起きの習慣を身につけることは難しいのかと言いますと、睡眠時間を削ることなく早く起きようとするためには、就寝時間を早めないといけません。また、就寝時間を早めるということは、いつもよりも仕事を含めたいろいろな1日の作業を早く終わらせる必要もあったりします。そして、結局早く起きるという習慣を身に着けるということは1日の過ごし方をも見直していくことも大切であるということです。早起きの習慣を身につけるということは、よくよく考えてみると色々なことが複雑に絡み合っていて、実はなかなか難しい行為であるということが分かってくるのです。
早起きの習慣を身につけるコツ
私は10年以上前はなかなか早起きの習慣が身に着かなかったということは先ほどの通りなのですが、ではその数々の失敗から得られた「教訓」はどのようなものなのかと申しますと、それは「本気」ということです。本当に「心から早く起きたいという意志」があれば、しっかりと起きられますしその習慣も身に着きます。
「そりゃそうでしょ、なんだって本気になれば出来るでしょ。」、そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先ほども申しましたように早く起きるという習慣を身に着けるということは1日の過ごし方をも見直していくことも必要な難しい行為なのです。そして、1日の過ごし方をも見直していくことが大切ということは、やはりそれだけ何かに対して「本気」で取り組む姿勢がなければ、1日の過ごし方までをも見直すということまではふつうは出来ないはずです。やはり、私が今早起きの習慣がしっかりと身に着いているのは、「朝からしっかりと仕事をしていきたい。」という強い気持ちがあるからこそ出来ていると言えます。そして、失敗を何度繰り返しても諦めずにその失敗を糧にして「徐々に」早起きの習慣を身に着けてこれたのも、私なりの「本気」がその根底にあったからであるということは言うまでもありません。
「早起きの習慣」を身に着けたいという志を持たれたということは、おそらく「早起き」が目的ではなくて「早く起きることで得られる時間を有効に活用したい」ということが「目的」であるはずです。そうであるならば、その時間を有効に利用したいことの「本気度」こそが「早起きの習慣」の成否に大きく関係してくるはずです。
朝早く起きることで得られる時間をどのように使いたいのか?逆に、朝早く起きなければならない理由は何なのか?そこのところをしっかりとご自身に問いかけてみて、しっかりとして明確な「答え」があるのならば、「早起きの習慣」が身に着くのは時間の問題であると思います。
時間が限られた人生において、心からやりたいことを本気でする
そのために手段として「早起きの習慣」を是非とも身に着けて頂きたいと思います。
お互いに1日1日を大切に生きていきましょう!
本日は以上となりますが、ここまでのお付き合いありがとうございました。
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