勉強という言葉を聞くと、とたんに拒否反応を示される方も少なくないのではないでしょうか。私は仕事がら勉強を強いられる職種に就いていますので、学生時代からこの歳になるまで勉強が続いています。しかし、学生時代そして30代半ばくらいまでは本当に勉強が嫌で嫌で泣く泣くしていた、そんなことをやや苦々しく思い出したりもします。特に暗記が苦手でなんとか上手く覚えられる方法はないものかと、いろいろと試行錯誤を繰り返したそんな経験もあったりします。
ここで手前味噌で大変恐縮なのですが、今私は40代半ばなのですが自分の知らない世界への憧れというか、新しいことへの挑戦というものに対して心から楽しんで挑戦できているそんな状況にあります。もちろんいろいろと挑戦する上では新しいことを吸収して勉強をしなくてはならない訳ですが、以前の勉強嫌いだった私は今では勉強をとても楽しんでいて自分でもその変わりように驚いているほどです。
では、ずっと勉強嫌いであった私が今なぜ勉強を楽しめているのか?それは、私なりに勉強嫌いを克服する方法はないものかと試行錯誤を繰り返してきた中で、
- 勉強が好きになる方法
- 新しいことを楽しく自分のものとして吸収していく方法
そんな方法を自分なりに会得して、そして更に新しいことを吸収し続ける
- モチベーション維持の仕方
も会得してきたという経緯があるからです。
勉強をするということは学生時代の特権であるとは言え、やはりやる気さえあれば歳に関係なく始められますし、また新しいことを吸収し続けている脳はいつまでも若々しくいられます。そこで、今回はそんな勉強にまつわる話をしていきたいと思っています。
勉強とは
勉強とは、学生時代のようなテストのための勉強もあるでしょうし、また社会勉強のような経験的な勉強という捉え方もあったりして、その捉え方によっては色々な勉強スタイルがあるように感じられます。でも、それらを大きな共通点でくくってみると、
今まで知らなかったことを
新しく自分のものと吸収していく作業
あくまでも私なりの解釈ではありますが、そんな勉強の定義の仕方もあるかと思います。
また、本来人間は「知りたいという欲求」というか本能があります。例えば、「噂話」が気になるというのは大多数の人がもっている「知りたい欲求」ですし、また気になる異性がいれば「その人のことをいろいろと知りたい」と思うのはまさに自然な「知りたい欲求」です。
このように、人には人それぞれ個人差がありますが必ず「何かを知りたい」という本能とも言える欲求があります。そして、自分の興味関心が向くものに対しては「知りたい欲求」が強くなり、そして興味関心がないものに対しては「知りたい欲求」が弱いままの状態です。
勉強効率を上げる方法
いきなり私事で恐縮ですが、以前私が勉強に対して「嫌い」であったのは、「知りたい欲求」が弱いものを無理矢理自分の中に吸収しようとしていたからなのです。そして、ある時から「知りたい欲求」が強く働くものに対してのみ徹底的に「知りたい欲求」を追求していったのですが、その結果それがキッカケとなって新しいことを吸収するコツみたいなのを掴んだのだと自分では思っています。
ここで一旦、ここまでの話を簡単にまとめてみますと、「勉強とは今まで知らなかったことを、新しく自分のものとして吸収していく作業」であり、さらに勉強は人間本来の「知りたい欲求」ととっても深い関係性があって、またその「知りたい欲求」を徹底的に鍛え上げることで、「知りたい欲求」が弱いものに対してもそれを無理なく吸収できる方法へと転化することが出来る、そんなことをここまで述べてきました。ですから、自分がそれほど興味がないものを自分の中に吸収しなくてはならない時は、まず自分の興味あることを徹底的に追求する姿勢を作り上げて、そのやり方なり方法を上手く転化させるようにするといいかもしれません。
それで、また今回の本題である
生涯勉強を続けて脳の老化を防止
ということで何か勉強をスタートさせるのであれば、自分がもの凄く興味があることを選ぶのがいいでしょう。
勉強を継続させるコツ
物事を継続させていくことが出来れば本当に鬼に金棒状態ですが、勉強をする上でもそれを継続的に続ければその効果はとても高いです。しかし、何事も継続するのが難しいように勉強も例外ではなく少しコツが必要になります。それを最後にお伝えします。
どんなに興味関心があっても、それを継続させていくのはなかなか大変です。では、なぜ継続することが難しいのか?その原因はいろいろと考えられますが、「分からない」・「理解できない」ことが増えてきたから、この原因1つに絞って今回は話を進めてみます。
分からないことが増えてきて、頭の中がごちゃごちゃしてきてパニック状態になってきたら、
- その分からないことをすべて書き出してみる
- そしてその中の1つ1つに対して今できるアプローチをすべて試みる
- それでも分からないものは、そのままほったらかしてその日は終了する
- 翌日、先日分からなかったものに再アプローチを試みる
この手順を繰り返せば、早ければ翌日、遅くても3日後くらいには分からなかったことが「分かっている」はずです。これは、人の無意識構造をうまく活用した方法なのですが、人の脳は「知りたい・分かりたい」欲求が高ければ高いほど、遅かれ早かれ「知る・分かった」という結果に行きつくことができる、そういう素晴らしい機能が働きます。このことはよく知っておいて損はないと思いますので、どうか心の片隅にでも留めておいて頂けたらと思います。
お互いに楽しく勉強を続けて、さらに自己に磨きをかけていきましょう!
本日は以上となりますが、ここまでのお付き合いありがとうございました。
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