本を読んでも内容をすぐ忘れてしまう、
そんな自分に困ったことはありませんか。
読み終えたばかりの本なのに、
「あれ、何が書いてあったんだっけ」と、
内容をほとんど思い出せないことはありませんか。
感動して涙まで流したはずの小説の、
主人公の名前すら出てこない。
何百ページも読んだはずのビジネス書も、
気づけば表紙のデザインしか
覚えていないことがあります。
友人に「あの本どうだった?」と聞かれて、
うまく言葉にできず焦った経験がある方も
多いのではないでしょうか。
あいまいな返事をしながら、
「本当に読んだのだろうか」と
自分でも不安になってしまう。
「自分は読書に向いていないのかも」と、
少し落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
あんなに集中して読んでいたはずなのに、
数週間経つと、
タイトルさえあやふやになってしまう。
その悩みには、
ちゃんとした脳の仕組みがあります。
この記事では、
本を読んでも内容をすぐ忘れてしまう理由を、
やさしくひもといていきます。
読み終えるころには、
読書との付き合い方が、
少し気楽なものに感じられるはずです。
それでは、
一つずつ見ていきましょう。
本を読んでも内容をすぐ忘れてしまうのは、読書の失敗ではなかった
Yahoo!知恵袋にも、
「本の内容をすぐに忘れてしまう。
これって問題でしょうか」
という質問が、
学生から社会人まで、
幅広い年代から寄せられています。
「本を読んでもすぐ内容を忘れるから、
読書は無駄なのでは」
という声も少なくありません。
自分だけが特別に忘れっぽいわけではないと、
まず知っておいてほしいと思います。
読書量が多い人・少ない人を問わず、
誰にでも起こる、ごく自然な現象なのです。
本を職業にしている編集者や書評家でさえ、
すべての本の内容を細部まで
覚えているわけではありません。
「忘れる自分」を責めてしまう人は真面目な人
不思議なことに、
「内容を忘れてしまった」と悩む方の多くは、
実はしっかり本を読んでいる方ばかりです。
興味を持って読んだからこそ、
「もっと覚えていたかった」という
気持ちが生まれるのです。
読書量が少ない人ほど、
そもそもこの悩みを持つこと自体が
少ないともいえます。
つまりこの悩みは、
読書に真剣に向き合っている証拠でもあるのです。
興味がないことには、
そもそも「忘れて悔しい」という感情自体、
湧いてこないものです。
読書好きほど、密かに抱えている罪悪感
本好きを自認する方の中にも、
「内容を全部覚えていないと、
読んだとは言えないのでは」
という見えない罪悪感を
抱えている方が少なくありません。
この罪悪感が、
読書そのものの楽しさを
少しずつ奪ってしまうこともあります。
本来なら楽しいはずの読書の時間が、
いつの間にか「覚えなければ」という
プレッシャーに変わってしまうのです。
SNSの読書投稿を見て、比べてしまう
SNSで「今月読んだ本まとめ」のような投稿を見て、
自分の記憶力のなさを
比べてしまうこともあるかもしれません。
整理された感想文や名場面の抜粋を見ていると、
自分だけが理解できていないような
気持ちになることもあるでしょう。
ですが、
その投稿をした人も、
実際にはほとんどの内容を忘れていることがほとんどです。
見えている部分だけを比べて、
落ち込む必要はありません。
SNSに書かれるのは、
覚えている一部分だけであって、
記憶のすべてではないのです。
「試験のための読書」の癖が残っているだけ
学生時代、
テストのために内容を
覚えることを求められてきた方は、
その名残から、
本を読むこと自体に
どこか身構えてしまうこともあります。
大人になってからも、
「読んだら覚えるべき」という思い込みを
無意識に引きずっていることがあります。
趣味の読書には、
本来そのルールは当てはまりません。
誰かに採点されるわけでも、
テストがあるわけでもない、
自分のためだけの時間なのです。
なぜ読んだ内容は、こんなにも早く忘れてしまうのか
この現象には、
心理学の分野で名前がついています。
「エビングハウスの忘却曲線」と呼ばれるものです。
100年以上前に発表された研究ですが、
今もなお、記憶を語るうえで
よく引用される有名な理論です。
ドイツの心理学者エビングハウスの研究によると、
人が覚えたことは、
20分後には42%、
1時間後には56%、
1日後には74%も忘れてしまうとされています。
1週間後には、8割近くを忘れている
さらに1週間後には77%、
1ヶ月後には79%が
記憶から抜け落ちてしまうという結果も出ています。
読み終えて1週間後に
「あの本どんな話だっけ」となるのは、
数字の上でも、ごく自然なことだったのです。
つまり忘れることの方が、脳にとってはむしろ普通で、
覚え続けることの方が特別なことなのです。
この数字を知ると、
「自分の記憶力がおかしいのでは」という不安が、
少し軽くなるのではないでしょうか。
数字として示されると、
なんとなく感じていた不安が、
少し客観的に見えてくるものです。
脳はあえて「忘れる」ように作られている
もし見聞きしたことをすべて
鮮明に覚え続けていたら、
脳はあっという間にパンクしてしまいます。
脳が情報を整理し、必要なものだけを残すために、
忘れるという機能を持っているとも考えられています。
忘れることは、
脳が正常に働いている証拠でもあるのです。
パソコンが不要なファイルを整理して
動きを軽くするように、
脳もまた、
日々の情報を整理しながら、
軽やかに働き続けています。
短期記憶と長期記憶の違い
短期記憶は、
意識していないとすぐに消えてしまいますが、
意味づけされた情報や、繰り返し触れた内容は、
少しずつ長期記憶として
残っていくといわれています。
逆に言えば、
一度読んだだけで
長期記憶に残る内容の方が少ないのは、
ごく当たり前のことなのです。
読んだ直後に内容が抜けていくのは、
記憶の入り口で起きている、
ごく自然な現象なのです。
ストーリーより「言葉の羅列」の方が忘れやすい
忘却曲線の実験は、
もともと意味のない文字の羅列を
覚えるところから始まっています。
物語や登場人物の感情など、
意味やつながりのある情報は、
無意味な情報よりも記憶に残りやすいとされています。
小説を読んだあと、
セリフは忘れても
「切なかった」という感情だけが
残っていることが多いのは、このためかもしれません。
感情という形で残る記憶は、
言葉として説明できなくても、
確かにあなたの中に存在しています。
忘れるスピードには、個人差があって当然
集中して読んだ本と、
疲れているときに
ながら読みした本とでは、
記憶への残り方も
自然と変わってきます。
忘れる早さを他人と比べる必要はなく、
自分のペースで向き合えば十分です。
同じ本を読んでも、
体調や気分によって
記憶への残り方は変わってきます。
そのときそのときの自分に合わせて、
無理なく読書と付き合っていけば
それで十分なのです。
覚えていなくても、読書はちゃんと意味があった
ここで、
少し発想を変えてみましょう。
「読書して考えないのは、
食事をして消化しないのと同じである」
という言葉があります。
食事をとったとき、
私たちは食べたものの成分を
いちいち覚えていません。
昨日の夕食の献立を
細かく思い出せなくても、
その栄養は、確かに体の一部になっています。
読書もまた、消化されて力になっている
それでも食事は、
体の栄養として、確かに吸収されています。
読書も同じように、
内容の細部を覚えていなくても、
考え方や視点として、静かに吸収されているのです。
「血肉となる読書」という言葉があるように、
本の内容は、記憶という形ではなく、
考え方の土台という形で残っていくとも考えられます。
目には見えない場所で、
少しずつ自分を形づくってくれている。
それが読書という体験なのです。
だからこそ、
覚えているかどうかだけで、
読書の価値を測る必要はないのです。
忘れた本は、あなたの中で「消えた」のではない
読み終えた直後のあなたと、
読み始める前のあなたは、
すでに違う人になっています。
タイトルやあらすじを忘れていても、
ものの見方や、心の余裕という形で、
その本はあなたの中に残り続けています。
「思い出せない」ことと、
「意味がなかった」ことは、
まったく別の話なのです。
むしろ、
覚えていないくらい自然に
染み込んでいるのかもしれません。
空気のように当たり前になった存在ほど、
かえってその大きさに
気づきにくいものです。
読んだ量より、心が動いた瞬間の方が大切
一言一句を記憶することよりも、
読んでいる最中に感じた、
「はっとした瞬間」の積み重ねの方が、
実はずっと価値があります。
その瞬間の感覚は、
言葉として思い出せなくても、
確かにあなたの一部になっています。
読み終えたときに感じた
小さな高揚感や納得感こそが、
その本を読んだ一番の理由なのかもしれません。
好きな作家の文体は、知らないうちに染み込んでいる
好きな作家の本を読み続けていると、
話す言葉の選び方や、
文章の書き方が、
少しずつその作家の影響を受けていくことがあります。
ストーリーの筋を覚えていなくても、
言葉づかいという形で、
本の影響はしっかり残っているのです。
「なんとなく落ち着いた言い回しをするね」と
言われたことがある方は、
その背景に読書の積み重ねがあるのかもしれません。
読書がもたらす「見えない自信」
読書量が多い人ほど、
初対面の話題にも柔軟に対応できる、
という印象を持たれることがあります。
いろいろな人生観や価値観に触れてきた経験は、
新しい出来事に直面したときの、
心の余裕や柔軟さとして表れることがあります。
「なぜか落ち着いて対応できた」という場面の裏に、
過去に読んだ本の存在が
隠れていることも少なくありません。
本人が気づかないところで、
読書の効果は静かに
発揮され続けているのです。
内容を忘れにくくする、ちょっとした工夫
とはいえ、
「もう少し覚えていたい」という気持ちも、
自然なものです。
ここからは、
無理のない範囲でできる、
記憶に残しやすくする工夫をご紹介します。
どれも構える必要のない、
ちょっとした習慣ばかりです。
工夫1:読んだ直後の「20分」を大切にする
読み終えた本を、
20分以内に軽く見返すと、
6日後に復習するよりも2倍以上の効率で
思い出しやすくなるといわれています。
目次を眺めるだけでも構いません。
「一番心に残った場面」を一つだけ
思い浮かべてみてください。
本を閉じてすぐの数分間は、
記憶がまだ鮮明に残っている、
一番もったいない時間帯でもあります。
工夫2:一行だけでも感想を書き留める
本を閉じたあと、
ノートやスマホのメモに
一行だけ感想を書いてみてください。
SNSに投稿する必要も、
誰かに見せる必要もありません。
自分だけの記録で十分です。
「アウトプット」という行為そのものが、
記憶を定着させる助けになります。
「面白かった」の一言だけでもかまいません。
続ける中で、少しずつ書ける量が
増えていくこともあります。
数ヶ月後にそのメモを見返すと、
自分だけの読書記録として、
思いがけず楽しめるはずです。
工夫3:誰かに一言だけ話してみる
「最近読んだ本、こんな話だったよ」と、
家族や友人に軽く話してみるのもおすすめです。
人に話すという行為が、
記憶をもう一度整理し直すきっかけになります。
うまく説明できなくても大丈夫です。
「なんとなく良かった」というだけでも、
立派なアウトプットです。
相手からの質問がきっかけで、
自分でも忘れていた記憶が
ふと蘇ることもあります。
工夫4:付箋やマーカーを気軽に使う
「ここは覚えておきたい」と思った箇所に、
付箋を貼ったり線を引いたりしておくと、
あとから見返すときの目印になります。
電子書籍であれば、
ハイライト機能を使うのも
手軽でおすすめです。
あとからハイライトだけを見返せば、
本一冊分の要点を
短時間で振り返ることができます。
きれいに整理しようとせず、
気になった場所に、気軽に印をつけるくらいの
軽い気持ちで十分です。
あとで見返したとき、
自分がどんな部分に心を動かされたのか、
新しい発見があるかもしれません。
工夫5:一冊の中で「一番好きな一文」を決める
本全体を覚えようとするのではなく、
「この一文だけは残しておきたい」という
一文を一つだけ選んでみてください。
一冊まるごとより、一文の方がずっと覚えやすく、
あとから読み返したときの
入り口にもなってくれます。
その一文をきっかけに、
本全体の雰囲気や物語が、
芋づる式に思い出せることもあります。
工夫6:似たテーマの本を続けて読んでみる
同じジャンルや似たテーマの本を
続けて読むと、
内容同士が頭の中で自然に結びつき、
単独で読むよりも記憶に残りやすくなります。
「あの本にも似たような話があったな」と
本同士がつながる瞬間は、
読書ならではの楽しみでもあります。
一冊で完結させようとせず、
関連する本を数冊まとめて
楽しんでみるのもおすすめです。
気になるテーマを見つけたら、
そのまま数冊読み進めてみるのも
新しい発見につながります。
「思い出せない」ことに罪悪感を持たなくていい理由
ここまでの工夫は、
あくまで「できたらやってみる」
くらいの位置づけで構いません。
一番伝えたいのは、
覚えていないことに、罪悪感を持つ必要はないということです。
ここから先は、
そのことをもう少し深く
掘り下げていきたいと思います。
読書の目的は「記憶すること」ではない
資格試験の勉強とは違い、
趣味としての読書に、
テストはありません。
採点する人も、
合格ラインもない、
自由な時間なのです。
読んでいる間に、
楽しい・悲しい・考えさせられたと
感じられたなら、それだけで十分なのです。
読み終えたあとに何を覚えているかよりも、
読んでいる最中にどんな時間を
過ごせたかの方が、ずっと大切です。
「もったいない」と思う必要はない
「せっかく読んだのに忘れるなんてもったいない」と
感じる方もいるかもしれません。
その気持ちは、
本を大切に思っているからこそ
生まれるものです。
ですが、
忘れることを恐れて本を読まなくなる方が、
よほどもったいないことです。
忘れることを前提にしても、
読んでいる時間そのものに、
すでに価値があります。
映画を観る、音楽を聴く、
旅行に出かける。
そのどれもが、
細部を忘れることを理由に
「無駄だった」とはいわれません。
読書もそれと同じように、
気楽に楽しんでよいものなのです。
細部を忘れることと、
その時間を無駄にすることは、
イコールではありません。
何度でも「はじめまして」で読める楽しさ
細部を忘れているからこそ、
数年後に読み返したとき、
まるで新しい本のように楽しめることがあります。
忘れっぽさは、
一つの本を何度でも新鮮に
楽しめる力でもあるのです。
好きな本を何度も読み返す方は、
そのたびに新しい発見があると
口を揃えて言います。
忘れることは、
一冊の本の楽しみを、
何倍にも増やしてくれる力なのかもしれません。
途中で読むのをやめてもいい
途中まで読んで、
「なんだか合わないな」と感じた本を、
最後まで読み切る必要もありません。
合わない本を無理に読み続けるより、
今の自分に合う本に
時間を使う方がずっと有意義です。
途中でやめた本があっても、
それは失敗ではなく、
自分に合う本を見極めた経験として
受け止めてよいのです。
読み終えることだけが、
読書の正解ではありません。
読んだ冊数を、無理に競う必要もない
読書メーターやSNSで、
月に何冊読んだかを
記録している方も多いと思います。
数字を追うこと自体は楽しい習慣ですが、
冊数を競うことに疲れてしまったら、
一度その物差しを手放してみてもかまいません。
一冊をじっくり味わう読書も、
何冊も気軽に読み流す読書も、
どちらも立派な読書のかたちです。
大切なのは、
数字ではなく、
その時間をどれだけ楽しめたかです。
これからの読書を、もっと気楽に楽しむために
ここまで読んで、
読書に対する気負いが、
少し軽くなっていたら嬉しいです。
最後に、
これからも読書を楽しく続けていくための、
心構えをいくつかご紹介します。
読み終えたら、すぐ次の本に手を伸ばしていい
一冊を完璧に消化してから
次に進まなければ、と思う必要はありません。
読みかけの本を何冊か並行して
楽しんでいる方も、決して珍しくありません。
気になった本から気軽に手に取るくらいの
軽やかさで、十分楽しめます。
読書中に眠くなってしまうことに
悩んでいる方には、
読書すると眠くなるのは意志の弱さじゃない、脳の正常な反応だったの記事も、
きっと参考になるはずです。
「覚える読書」から「味わう読書」へ
内容を暗記しようと気負うより、
今この瞬間の物語や文章を
味わうことに意識を向けてみてください。
美味しい料理を食べたとき、
材料の配合を覚えていなくても、
「美味しかった」という満足感は残ります。
読書もそれと同じで、
味わうこと自体に、
すでに十分な価値があるのです。
集中力が続かず読書が進まないという方には、
集中力が続かない大人の勉強法は「25分」で変わるかもしれないの記事も、
読書時間の作り方のヒントになるはずです。
忘れても、また出会い直せる
本棚に並んだ、
内容をすっかり忘れてしまった本たちは、
いつでも読み返せる、未来の楽しみでもあります。
一度読んだ本だからと処分せず、
気が向いたときにまた開いてみるのも、
豊かな読書の楽しみ方の一つです。
忘れているからこそ、
再会したときの喜びも
また格別なものになります。
本棚は「思い出せる記録」ではなく「過ごした時間の記録」
本棚に並んだ背表紙を眺めるとき、
内容を思い出せなくても、
その本を読んでいた頃の自分を、
なんとなく思い出すことはないでしょうか。
本棚は、内容を記録する場所というより、
あなたがどんな時間を過ごしてきたかを
静かに映し出す場所なのかもしれません。
電車を待つ間に読んでいた本、
悩んでいた時期に手に取った本。
そうした背景ごと、
本は静かにあなたのそばに
残ってくれているのです。
内容を忘れてしまっても、
その時々の自分を思い出させてくれる、
大切な記録になっているのです。
次に読む一冊も、気負わず選んでみてください
「今度こそちゃんと覚えよう」と
気負う必要はありません。
書店や図書館で、
表紙やタイトルにふと心を惹かれた本を、
そのまま信じて手に取ってみてください。
気になった本を、気になったときに、
気楽に手に取ってみてください。
そうして積み重ねた時間こそが、
何より豊かな読書の記録になっていきます。
忘れることを恐れず、
これからも自由に、
読書という時間を楽しんでいってください。
まとめ
本を読んでも内容をすぐ忘れてしまうのは、
記憶力が悪いからでも、
読書に向いていないからでもありませんでした。
エビングハウスの忘却曲線が示す通り、
忘れることは、誰にでも起こる自然な現象だったのです。
そして何より、
覚えていなくても、
読書はちゃんとあなたの一部になっています。
次に「内容を忘れてしまった」と
落ち込みそうになったときは、
どうか自分を責めないでください。
その本を読んでいた時間は、
確かにあなたの心を動かした時間として、
ちゃんと意味を持っています。
忘れてしまうことも含めて、
読書という時間の、
かけがえのない一部なのだと思います。
だからどうか、
安心して本を読み続けてください。
あなたのその一冊一冊を、
これからも応援しています。
これからも気負わずに、
好きな本を、好きなだけ
楽しんでいってください。
タイトルも中身も忘れてしまった、
それでもどこか心に残っている本が、
きっとあなたにもあるはずです。
その一冊一冊が、
今のあなたを少しずつ
つくりあげてきたのだと思います。
忘れてしまった本の数だけ、
あなたはこれまで、
たくさんの物語と出会ってきたのです。
その積み重ねが、
きっとあなたの毎日を、
少しずつ豊かにしてくれるはずです。
今日読んだ本の内容も、
明日には忘れているかもしれません。
それでも、大丈夫です。

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