暑中見舞いの例文、書き方より「出す時期」が9割

暑中見舞い 書き方 例文 イベント
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「暑中見舞い、出さなきゃ」と思いながら、
気づいたら8月も後半になっていた……
そんな経験はないでしょうか。

いざ書こうとすると、
「いつまでに送ればいいんだろう」
「何を書けばいいんだろう」と、
手が止まってしまう方も多いようです。
毎年同じところで悩んでしまう、という方も少なくありません。

実は、暑中見舞いが書きにくく感じる一番の理由は、
「マナーを守ること」を優先しすぎてしまうことにあります。

この記事では、
暑中見舞いを送る正しい時期から、由来、
そのまま使える例文まで、
順番にわかりやすくご紹介します。

由来を知ってから例文を見ると、
これまで「ただの形式」だと思っていた一枚が、
少し違って見えてくるはずです。
最後まで読んでいただければ、書くハードルがきっと下がります。


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  1. 暑中見舞いって結局いつ送るのが正解なの?
    1. なぜ「気温」ではなく「暦」が基準になるのか
    2. 立秋を過ぎてしまったらどうする?
    3. 暦の感覚と実際の暑さがずれていると感じたら
  2. 暑中見舞いの由来を知ると、ただの形式じゃなくなる
    1. 「品物を届ける」から「言葉を届ける」へ
    2. 郵便制度が暑中見舞いの形を変えた
    3. 由来を知ると、書く気持ちが変わってくる
    4. 江戸時代の人たちも、相手を想って手を動かしていた
  3. 暑中見舞いに書くべき4つの要素
    1. それぞれの要素で意識したいこと
    2. 書きにくいときは「箱」をイメージしてみる
    3. 書き出しに迷ったときの工夫
  4. そのまま使える暑中見舞いの例文集
    1. 友人・知人向けの例文
    2. 上司・お世話になっている方向けの例文
    3. お客様向けの例文
    4. 恩師・先生向けの例文
    5. 親戚向けの例文
    6. 取引先・ビジネス関係向けの例文
  5. よくある質問
    1. メールやLINEで送ってもいいの?
    2. 喪中の方に暑中見舞いを送ってもいいの?
    3. 暑中見舞いをもらったら、お返事は必要?
    4. 毎年同じ人に送ってもいいの?
  6. 残暑見舞いに切り替えるタイミングを逃さないために
    1. 本文はそのままでいい
    2. 残暑見舞い特有の一文を添えるとより自然に
    3. 9月になってしまったら、もう送らないほうがいい?
  7. 暑中見舞いを書くときに気をつけたいこと
    1. 「とりあえず一言」でも、ないより伝わる
    2. 手書きで一言加えるだけで印象が変わる
    3. 誰に送るか迷ったときの考え方
  8. まとめ

暑中見舞いって結局いつ送るのが正解なの?

暑中見舞いを書くときに、まず迷うのが「時期」です。

「暑くなってきたから出そう」と
気温を基準に考えてしまう方が多いのですが、
実はそれは少しずれています。

暑中見舞いは、二十四節気の「小暑(7月7日頃)」から「立秋の前日(8月7日頃)」までに送るのが通例です。

つまり、基準になっているのは実際の暑さではなく、
昔から使われている「暦」のほうなのです。

なぜ「気温」ではなく「暦」が基準になるのか

梅雨明けが遅れて涼しい年でも、
逆に7月上旬からすでに猛暑日が続いている年でも、
送る時期の目安は変わりません。

これは、暑中見舞いが「今日暑いから出す手紙」ではなく、
「一年のうちで一番暑さが厳しいとされる季節に、相手を気遣う手紙」として
昔から扱われてきたためです。

気温は年によって変わってしまいますが、
暦という共通の目印があるからこそ、誰にとっても「今が暑中見舞いの季節」だと分かりやすくなっているのです。

立秋を過ぎてしまったらどうする?

もし立秋の前日までに届かなかった場合は、
そのまま「暑中見舞い」として出すのではなく、
「残暑見舞い」という形に切り替えて送るのがマナーです。

「もう出すタイミングを逃してしまった」と諦めてしまう方もいますが、
言葉を変えるだけで対応できるので心配はいりません。
このあとの章で、切り替え方も具体的にご紹介します。

大切なのは「期限内に出せたかどうか」ではなく、
「相手を気にかける気持ちを、どこかの時点でちゃんと言葉にできたかどうか」です。
焦って文面を考えるより、落ち着いて言葉を選ぶほうが、結果的によい一枚になります。

名称 送る時期の目安 基準になるもの
暑中見舞い 小暑(7月7日頃)〜立秋前日(8月7日頃) 二十四節気
残暑見舞い 立秋(8月7日頃)〜8月末頃 二十四節気

「暑いから出す」のではなく「暦が暑中見舞いの季節だから出す」と覚えておくと、
毎年迷わずに済むようになります。

暦の感覚と実際の暑さがずれていると感じたら

「立秋」と聞くと、
真夏のように感じる方も多いかもしれません。

暦の上での秋の始まりと、
実際の体感の暑さには、
どうしてもずれが生まれます。

ですが、それでよいのです。
暑中見舞いは「今この瞬間の天気予報」ではなく、「一年の中のこの時期」を表すための言葉だと考えると、
気温とのずれを気にしすぎずに済みます。

「立秋を過ぎたのに、まだ毎日30度を超えている」と感じても、
書き出しの言葉だけ「残暑見舞い」に変えれば、
それで自然な一枚になります。


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暑中見舞いの由来を知ると、ただの形式じゃなくなる

暑中見舞いは、もともとは郵便で送る挨拶状ではありませんでした。

江戸時代、お盆に里帰りをする際、直接品物を持参して祖先の霊に捧げていたことが由来とされています。

「品物を届ける」から「言葉を届ける」へ

そこから少しずつ意味合いが広がり、
お世話になっている方全般への贈答の習慣として、
江戸時代の人々の暮らしに根づいていきました。

もともとはご先祖様への感謝の気持ちから始まったものが、
やがて生きている相手への気遣いにも広がっていった、というのは、
考えてみると少し面白い流れです。

「感謝を伝える」「気にかけていることを伝える」という根っこの部分は、
ご先祖様に対しても、生きている相手に対しても、
実は変わっていなかったのかもしれません。

当時は手紙を送るというよりも、
直接顔を合わせて品物を渡すことのほうが一般的でした。
今のように郵便で気軽にやりとりできる時代ではなかったからこそ、
「会いに行って、想いを伝える」ことに重みがあったのだと考えられます。

郵便制度が暑中見舞いの形を変えた

明治6年に郵便制度が発達したことで、
品物を持参していた習慣が簡素化され、
挨拶状を送る形に変わっていきます。

そして大正時代になって、
現在のような「暑中見舞い」というスタイルが定着しました。

つまり暑中見舞いは、
時代が変わるたびに「形」を少しずつ変えながらも、
「相手を気遣う」という中身だけは変わらずに受け継がれてきた習慣だといえます。

由来を知ると、書く気持ちが変わってくる

こうして歴史を知ると、
暑中見舞いは単なる「夏の決まり文句」ではなく、
「会えない時期にも相手を想う気持ちを届ける」という、ずっと変わらない目的を持っていることが見えてきます。

形式的なマナーとして身構えるより、
「最近どうしてるかな」という気持ちを言葉にすることのほうが、
本来は大切なのかもしれません。

そう考えると、
「正しい例文を書かなければ」という気負いが、
少し軽くなるのではないでしょうか。

江戸時代の人たちも、相手を想って手を動かしていた

江戸時代、暑中見舞いの品物を持って里帰りをした人たちは、
今ほど移動が便利な時代ではない中で、
わざわざ時間をかけて相手のもとへ向かっていました。

その大変さを思うと、
今、はがき一枚やメール一通で気持ちを届けられることは、
ずいぶん便利になったともいえます。

手段は時代によって変わっても、「会えない間も相手を気にかける」という行動そのものは、江戸時代からずっと続いているのです。

そう考えると、
暑中見舞いを書くという行為そのものに、
少し誇らしい気持ちが持てるかもしれません。


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暑中見舞いに書くべき4つの要素

由来がわかると、書く内容も自然と見えてきます。
暑中見舞いの文章は、だいたい次の4つの要素で構成すると書きやすくなります。

  1. 季節の挨拶(「暑中お見舞い申し上げます」など)
  2. 相手の健康・近況を気遣う一文
  3. 自分の近況・伝えたいこと
  4. 結びの挨拶(今後のお付き合いを願う一文)

この4つの順番に並べるだけで、文章の骨組みは完成します。

それぞれの要素で意識したいこと

「季節の挨拶」は、いわば手紙の入り口です。
ここで身構えすぎる必要はなく、
「暑中お見舞い申し上げます」の一文があれば十分です。

「相手の健康・近況を気遣う一文」では、
天候や暑さに触れながら、
相手の体調を心配する言葉を添えます。

「自分の近況」は、長く書く必要はありません。
一文か二文で、「元気に過ごしている」ということが伝わればそれで十分です。

最後の「結びの挨拶」では、
これからの暑さへの気遣いや、
今後も変わらないお付き合いを願う言葉で締めます。

難しい言葉を使う必要はありません。
普段、友人や上司に話しかけるときの言葉を、
そのまま少し丁寧にするくらいで十分です。

書きにくいときは「箱」をイメージしてみる

文章を書くのが苦手だという方は、
4つの要素を4つの「箱」だと考えてみてください。

1つ目の箱には季節の挨拶を、
2つ目の箱には相手への気遣いを、
3つ目の箱には自分の近況を、
4つ目の箱には結びの言葉を、
それぞれ一文ずつ入れていくだけです。

「文章をひとつの流れで書く」のではなく「短い箱を4つ並べる」と考えるだけで、書くハードルがぐっと下がります。

実際、先ほどの例文も、
よく読むとこの4つの箱に分かれていることがわかります。
箱の中身を自分の言葉に置き換えていくだけで、
オリジナルの一枚が完成します。

書き出しに迷ったときの工夫

1つ目の箱(季節の挨拶)が一番書きやすいので、
まずここから手をつけるのがおすすめです。

「暑中お見舞い申し上げます」と書いた時点で、
残りの3つの箱を埋めていく流れができあがります。

真っ白な紙に向き合うのではなく、最初の一文を決めてから書き始めると、不思議と次の言葉も出てきやすくなります。


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そのまま使える暑中見舞いの例文集

ここからは、相手別にそのまま使える例文をご紹介します。
自分の状況に合わせて、一部を書き換えるだけでも使えます。

友人・知人向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
毎日暑い日が続いていますが、お元気にお過ごしでしょうか。
私の方は変わらず元気にしておりますので、
ご安心ください。
涼しくなったら、ぜひまた会ってお話しできたら嬉しいです。
これからも暑さが続きますので、
くれぐれもご自愛くださいね。

もう少しカジュアルにしたい場合は、
次のような文面でも問題ありません。

暑中お見舞い申し上げます。
そっちも暑い日が続いていると思うけど、元気にしてる?
私は変わらずバタバタしながらも元気に過ごしています。
落ち着いたらまたゆっくり会いたいね。
体調に気をつけて、暑い夏を乗り切ってください。

上司・お世話になっている方向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
日頃は大変お世話になっております。
連日の暑さが続いておりますが、
○○様はお変わりなくお過ごしでしょうか。
私事ではございますが、おかげさまで
変わらず元気に過ごしております。
酷暑はまだ続くようですので、
くれぐれもご健康にお気をつけてお過ごしください。

少し長めにする場合は、
近況を一文だけ加えると印象が深まります。

暑中お見舞い申し上げます。
日頃よりお力添えをいただき、心より感謝申し上げます。
連日厳しい暑さが続いておりますが、
○○様におかれましてはご健勝にてお過ごしのことと存じます。
おかげさまで私も変わらず元気にしておりますので、
ご安心くださいませ。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

お客様向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
日頃よりご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
厳しい暑さが続いておりますが、
皆様にはどうぞご健勝にてお過ごしください。
今後とも変わらぬお引き立てのほど、
よろしくお願い申し上げます。

例文を丸ごと使うのではなく、一文だけ自分の言葉に置き換えるだけでも、ぐっと気持ちが伝わる一枚になります。

恩師・先生向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
ご無沙汰しておりますが、先生はお変わりなくお過ごしでしょうか。
私は先生に教えていただいたことを大切にしながら、
日々過ごしております。
厳しい暑さが続きますので、
どうぞご自愛のうえお過ごしください。

恩師には、近況を少し具体的に書くと、
「成長を見てもらえている」という安心感を与えやすくなります。
たとえば「おかげさまで仕事も少しずつ慣れてきました」のように、
一言だけ近況を添えてみるとよいでしょう。

恩師というのは、
普段なかなか連絡をする機会がない相手だからこそ、
暑中見舞いのような季節の挨拶状が、
連絡を取るちょうどいいきっかけになります。

「ご無沙汰しております」の一言から始めれば、何年ぶりの相手でも自然に書き始められます。
身構えずに、まずは一文目を書いてみてください。

親戚向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
毎日蒸し暑い日が続いていますが、皆様お元気でしょうか。
こちらは家族一同、変わらず元気に過ごしております。
暑い時期ですので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
また機会がありましたら、ぜひお会いできればと思っております。

親戚向けの場合は、
あまり形式にこだわらず、
家族の近況を一言加えるだけでも温かみのある一枚になります。

たとえば子どもの成長や、最近あった小さな出来事を一文添えると、
受け取った親戚にも近況が伝わりやすくなります。
家族向けの暑中見舞いは、形式よりも近況報告としての役割が大きいという点を意識してみてください。

取引先・ビジネス関係向けの例文

暑中お見舞い申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
連日厳しい暑さが続いておりますが、
貴社の皆様におかれましてはご健勝のことと存じます。
今後も変わらぬご支援を賜りますよう、
よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

ビジネス向けの文面では、
個人的な近況には触れず、
相手への感謝と今後のお付き合いへの願いを中心にまとめるのが基本です。

取引先が複数いる場合は、
基本の文面をひとつ作っておき、
会社名や担当者名の部分だけ差し替えるようにすると、
効率よく作成できます。
ただし、まったく同じ文面を毎年使い続けると味気なくなってしまうので、
一文だけその年の出来事を反映させると、より丁寧な印象になります。
たとえば「先日の新商品発表会でも大変お世話になりました」のような一言を添えると、
形式的な文面の中にも、その年ならではの温かみが生まれます。


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よくある質問

メールやLINEで送ってもいいの?

最近では、暑中見舞いをはがきではなく
メールやLINEで済ませる方も増えてきているようです。

親しい友人や、普段からメールでやりとりしている相手であれば、メールやLINEで送っても失礼にはあたりません。

一方で、目上の方やビジネス上のお付き合いがある方には、
はがきや手紙のほうが丁寧な印象を与えやすいといえます。

相手との関係性に合わせて、
手段を選ぶとよいでしょう。

大切なのは手段そのものではなく、
「相手のことを気にかけて言葉を送った」という事実が伝わることです。
手段を変えても、その気持ちはきちんと届きます。

喪中の方に暑中見舞いを送ってもいいの?

暑中見舞いは、お祝いごとの挨拶状ではないため、
喪中の方に送ること自体は問題ないとされています。

ただし、文面の中に「おめでとう」のような
お祝いの言葉を入れないよう気をつけましょう。

相手を気遣う言葉を中心にした、
落ち着いた文面にすることをおすすめします。

暑中見舞いをもらったら、お返事は必要?

暑中見舞いをいただいた場合、
必ずしもすぐに返事を書く決まりはありません。

ですが、「思い出してくれてうれしい」という気持ちを伝えたいなら、残暑見舞いとして返事を書くのも一つの方法です。

形式を気にしすぎず、
一言だけでも返してみると、
そこからまたやりとりが生まれることもあります。
返事を書くこと自体が、相手を思い出すよい機会にもなります。

毎年同じ人に送ってもいいの?

もちろん問題ありません。
むしろ、毎年同じ時期に同じ相手へ送ることで、
「今年も元気にしているよ」という安心感を届けることができます。

年賀状とはまた違った、
夏ならではのやりとりとして、
習慣にしてみるのもよいかもしれません。
1年に1回、夏の時期にだけ顔を合わせる手紙のやりとり、というのも、
ちょっと素敵な関係の続け方ではないでしょうか。


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残暑見舞いに切り替えるタイミングを逃さないために

暑中見舞いを書こうと思っていたのに、
気づいたら立秋を過ぎていた……ということは、
実はよくあることです。

そんなときに焦って「暑中見舞い」のまま出してしまうと、
少し時期がずれた印象を与えてしまいます。

立秋(8月7日頃)を過ぎたら、文面の冒頭を「残暑お見舞い申し上げます」に変えるだけで対応できます。

本文はそのままでいい

内容や構成はそのままで大丈夫です。
書き出しの言葉だけを季節に合わせて切り替える、
それだけで十分です。

「相手の健康を気遣う一文」「自分の近況」「結びの挨拶」は、
暑中見舞いのときと同じ考え方で書けます。

残暑見舞い特有の一文を添えるとより自然に

もし可能であれば、
「立秋とは名ばかりの暑さが続いておりますが」のような一文を加えると、
残暑見舞いらしい季節感が出ます。

「もう時期を逃してしまった」と諦めて出さないよりも、
残暑見舞いとして一言添えるほうが、
相手にはずっと喜んでもらえるはずです。

切り替えのタイミングを忘れがちな方は、
カレンダーに「立秋」のあたりへ目印をつけておくのもひとつの方法です。
毎年同じ時期に同じことで迷わなくなり、安心して書き始められます。

9月になってしまったら、もう送らないほうがいい?

残暑見舞いも、だいたい8月いっぱいを目安に送るのがよいとされています。

9月に入ってしまった場合は、
「暑中見舞い」「残暑見舞い」という形式にこだわらず、
「お久しぶりです」から始まる、普通の手紙やメールとして気持ちを伝えるほうが、自然な形になります。

季節の挨拶状という枠に収まらなくても、
「最近どうしてる?」という一言を送ること自体に、
意味があることを忘れないでください。
形式にとらわれすぎず、気持ちを優先してください。


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暑中見舞いを書くときに気をつけたいこと

最後に、暑中見舞いを書くときに
ちょっと注意しておきたい点をまとめます。

  • 「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は基本的に使わない(季節の挨拶状という形式のため)
  • 句読点を使わないのが正式とされる場合もあるが、現在は読みやすさを優先して問題ない
  • 喪中の方へ送る場合は、お祝いごとに関わる表現を避ける
  • 目上の方には「お見舞い」という言葉に違和感を持たれることもあるため、迷う場合は「ご挨拶」と添えるとやわらかくなる

「とりあえず一言」でも、ないより伝わる

暑中見舞いというと、
きちんとした例文を書かなければと気負ってしまいがちです。

ですが、形式が多少崩れていたとしても、
「相手を想って言葉を送った」という事実そのものが、相手にとっては嬉しいものです。

完璧なマナーよりも、相手を想う一文があるかどうかのほうが、
ずっと印象に残ります。

手書きで一言加えるだけで印象が変わる

パソコンやテンプレートで暑中見舞いを作る方も多いと思いますが、
そこに一言だけ手書きの言葉を加えるだけで、
受け取った側の印象はぐっと変わります。

たとえば「○○ちゃんも元気にしてる?」のような、
相手の名前を入れた短い一文でも十分です。

テンプレートの文章だけで終わらせず、最後にひとことだけ自分の言葉を添えることを意識してみてください。

誰に送るか迷ったときの考え方

「この人に送っていいのかな」と迷う場合は、
普段から年賀状をやりとりしている相手や、
最近しばらく顔を合わせていない方を思い浮かべてみてください。

暑中見舞いは、「久しぶりに連絡を取るきっかけ」としても使いやすい挨拶状です。
用件がなくても送ってよいものだからこそ、
気軽に書き始めてみるとよいでしょう。

「何年も会っていないけど、突然連絡したら変かな」と
心配になる方もいるかもしれません。

ですが、暑中見舞いという形を借りれば、
特別な用件がなくても、
自然な形で「あなたのことを思い出しましたよ」という気持ちを伝えられます。

久しぶりの相手だからこそ、
身構えずに送ってみることをおすすめします。
きっと喜んでもらえるはずです。


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まとめ

今日ご紹介した暑中見舞いのポイントは、
ひとことで言えば「時期は暦で決まり、内容は気持ちで決まる」ということです。

送る時期は、二十四節気の小暑から立秋前日まで。
内容は、季節の挨拶・相手への気遣い・近況・結びの挨拶の4つを並べるだけ。

最初は形式が気になって、書きにくく感じるかもしれません。
ですが、由来をたどってみると、
暑中見舞いはずっと昔から「会えない間も相手を想う」ための習慣でした。

江戸時代の人たちが里帰りの際に品物を持って相手のもとへ向かったように、
今の私たちもはがき一枚、メール一通で、
同じように「相手を想う気持ち」を届けることができます。

誰に送るか迷っているなら、
普段なかなか連絡を取れていない人の顔を、
ひとり思い浮かべてみてください。

今年は、まずひとり分だけでも、
今日ご紹介した例文を参考に書いてみてはいかがでしょうか。
その一枚が、思いがけず大切なやりとりのきっかけになるかもしれません。
暑い夏のひととき、誰かを想って言葉を綴る時間を、ぜひ楽しんでみてください。

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